野鳥Gメン  平野虎丸

植えない森=実生の森=生物多様性保全=本物の森が、森に生きる野鳥たちの大切な棲みかとなっています。 

NPO法人エコシステムでは、2005年1月5日、野鳥密猟根絶活動20年の節目を迎え、それを機に、密猟問題解決への強化体制を敷くこととして
全国野鳥密猟Gメン」を結成しました。

2009年12月末現在全国で、約9,300名の方に放鳥依頼を行い、約93,000羽の野鳥たちを救出し、リハビリを行い、自然へ返してきました。

違法飼育家庭の訪問は昼間ですから、訪問当時3分の2の家庭が留守です。
次に訪問すると、ほとんどの家庭が放鳥しておられます。

家庭訪問や野鳥の競鳴会会員たちの証言によって、
競鳴会員一人当たり、競鳴会会員以外の20名ばかりが野鳥を密猟し、
飼育して、競鳴会会員に野鳥を供給していたことが判明しています。

つまり、これまで、競鳴会々員数の20倍もの人々が野鳥を違法飼育していたのです。

しかし、25年にわたるエコシステムの密猟監視や家庭訪問による告発活動によって、競鳴会々員以外の違法飼育者は大幅に減り、全国的に、競鳴会も風前の灯火になっているところも多数出てきています。

※ 実際には、我々の家庭訪問・野鳥販売小鳥店・競鳴会々場に訪問するなどによって、これまで約9,300名の方々にお願いして放鳥してきた約93,000羽の20倍にあたる 約2,000,000羽以上の密猟された野鳥たちを救出したことになります。

※ 2009年12月末までの全国における告発数は、 882名です。

日本で、他に類を見ない活動です。

野鳥密猟・違法飼養・のことは、NPO法人エコシステムに全てご相談下さい。

連絡先は、熊本県上益城郡益城町小池3435番地

電話・ファクスは 096−288−8086

メール:t-h131356@topaz.plala.or.jp へお願いします。
      
                                      2010年3月記
保護した野鳥たちへリンク
 

 役所と闘って勝ち取る大きな成果


平成13年7月中旬の夜8時ごろの電話で始まりました。

「もしもし平野です。」

「平野さんですか?私は、水俣市に住むUと言います。
相談があって電話しました。
Uと言う人が住んでいて、メジロを数百羽飼っています。糞や鳥の死骸で臭いし、ハエが多くて洗濯物も干せません。
保健所・警察・市役所に相談したが、どこも来てはくれましたがどうすることも出来ずに困って平野さんに電話しました。」

「分かりました。U方は、どこですか。」

「水俣市のもやい会館の駐車場の前の家です。」

私が行って2度と鳥を飼えないように罰します、と約束して電話を切りました。

私が行くことになり熊本市を9時に出発して、水俣市の現地に11時に着きました。
表札を見るまでもなく、メジロの声で直ぐに、どの家かが判明しました。

野鳥の数は、約300羽ぐらいではないかと思いました

水俣の新聞3社に電話をして、「野鳥の違法飼養の取締りを行なう」と連絡しました。

玄関に立ち、まず第一声をかけるときが、ドキドキです。

「U さんこんにちは。」と声をかけて、引き戸を開け、もう一度、「Uさん」と声をかけると、
本人らしき50代後半の髪の短い男性が出てこられ、「Uさんですね」と尋ねると「なんなー」と返事が返ってくる。

「Uさんがメジロを沢山飼っているという知らせでメジロを助けにやってきました。」

「俺のは、皆輸入メジロばかりばい」と言って見せようとしない。

「私が来たからには、県や警察みたいに騙しはきかないよ。覚悟のうえで抵抗しなければ後で後悔することになるよ。」と念を押す。

結局539羽ものメジロなどの野鳥救出に成功する。

新聞も、熊日、朝日などが書き、後日、日経にも載った。

水俣警察に、「事件にしてください」と頼むが叶わず、県庁自然保護課へ行き、県警本部にも言ったが事件に出来ない。

なんとしても、このような悪質な密猟者を見過ごすことは出来ないと自分に活を入れ、ここでこのまま下がると後がないと奮い立つ。

自然保護課の課長補佐と小部屋で膝詰め談判をしたが、熊本県では、どんなに悪質な密猟者でも今後も事件にはしないとはっきりと断言をされた。

県と警察を敵に回して、真っ向から立ち向かい勝負に出る。

自分が告発第1号となる。

後日検察庁から起訴通知書が届いた。結局、罰金¥30万円。

この事件が、「野鳥救出日本一」となるきっかけに繋がった。

 


以下、ブログから二つの記事を載せておきます。

検察庁知覧支部 南さつま警察署

2007年06月03日23:21
11月の初めごろにサツマイモが収穫できます。皆さんと一緒に芋掘りを楽しみたいと思いますので、
希望者はご参加お待ちしています。
さて、昨日の続きです。

3月20日、警察署からの帰りに調査して告発した件について、4月4日に、鹿児島県警本部に呼ばれました。
そのとき、刑事さんが言われたことが、いつまでも頭から離れません。
小鳥店は、女性が経営者だったということです。

刑事さんは、「私個人の話しですが、奥さんが自殺されるのではないかと、仕事の行き帰りに見に行っています。
鳥を助けるのが目的なら、何故、平野さんは、店に入ったときに身分を明かして放鳥依頼をしなかったのか、と奥さんも言われましたが、私もそう思っています。」と言われたのです。
私はそれについて、表向き「そうですか。」と応えました。

でも、内心では、

「南さつま警察署にも問題がある。警察署の近くで飼養・販売禁止の野鳥を長年にわたって販売しているのに、見逃してきたこと。

違法飼養の罰金は50万円。懲役6ケ月以下であることを店主の女性も知って、やっているのだから、私を責める前に反省が先だ。」と思っていました。

この件について、先日、鹿児島地方検察庁知覧支部から「不起訴」通知が来ました。

郵送で送った告発状でも、調書を取らないで「起訴」にした警察署もたくさんあるなかで、
わざわざ3時間もかかる鹿児島へ呼び出し、
被疑者が自殺するかもしれない等と脅した上に「不起訴」になった事件は初めてでした。

野鳥密猟との闘いに勝った

2007年07月19日23:20
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さて、きょう、古い友人が森の遊園地に遊びに来ました。40年前まで野鳥の愛好者でした。
私が密猟監視を始めたことを知って、野鳥を飼うことをやめたのですが、ある意味、興味深く私の活動を見守ってきた1人だと思います。

彼は営業マンで九州を回る仕事をしています。
「九州のどこに行っても、メジロが昔に近いように鳴いていますよ。平野さんの勝ちですね。」と、笑って言いました。
私も最近は「勝った」と思い、熊本県行政・県警にたいして、「よくも邪魔ばかりしてくれたな」と、腹の中で思っています。

熊本県の自然保護課など、ないほうがましです。

水俣市の民家で539羽違法飼養事件が発覚したとき、「野鳥違法飼養では、どんなに悪質でも、事件にはしない」と、答えたのが現在の自然保護課長です。

岡山県警は、メジロ14羽で4名逮捕されました。同じ日本です。
水俣539羽(他に120羽死骸)違法飼養事件は、適正な罰でも最高の実刑に値するものです。
歴史に残る日本最大の野鳥犯罪です。

野鳥犯罪を見逃す県職員や警察官を高い給料で雇っている必要はないと思います。熊本県行政は、職務を遂行していないのと同じです。

しかし、この事件が私の心に火を点けました。
告発の始まりです。

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ブログ記事は以上です。
 

   
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写真上の冊子は
1986年から2002年までの
16年間にわたるエコシステムの

血のにじむような野鳥密猟根絶への闘いの
記録です。

エコシステムの野鳥密猟根絶活動に対して、

その時、県は、警察は・・・・。
 


リンク集
   
鳥類標識調査への疑問
   
自然関係・キャンプ地などの情報
   
野鳥識別掲示板
   
   
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   下の写真は、2005年 、小鳥店で販売されていた野鳥たち。リハビリして、放鳥しました。
     <キビタキとオオルリのオス。>    <オオルリのオス。弱っています。>
          <ホオジロ。右>         <キビタキのオス。>
「オオルリが捕られる」へリンク          平野虎丸ブログへ

エコシステムでは、2001年11月より、悪質な密猟や違法飼養については、
告発を行っていますが、
2005年3月末現在、全国で、670件あまりになりました。

九州のほか、岡山、山口、兵庫、大阪、京都、奈良、三重、千葉、東京、埼玉、茨木、
岐阜、岩手、などなど。

          違法飼育の実態へ                          小鳥店の実態へリンク
◆野鳥の識別について

識別については、

環境省が作成している「識別マニュアル」がありますが、韓国産やインドネシア産と言われると、専門家は、
手も足も出ない状況です。


そのために、メジロ「鳴き合わせ会」のみなさんたちは、警察官がやってきても、少しも恐くない状況になっています。
警察官の「みなさんは、不思議な事に、通報者の言うことより、密猟者のみなさんの言うことを信じてしまわれるのです。

違法飼養現場において、「通報者の私たちが
警察官と言い争いになることが殆ど」です。

<放鳥前にリハビリを行う小屋>

          エコリハビリへリンク
<違法飼養者から、
放鳥するために預かったメジロ。
愛情のない飼い方で、羽が傷つき、
自然には戻れない。>
哀れなかごの鳥。
<リハビリ中のコガラとエナガ>

分からないから」といって、通報された側に見方する警察官を見ていると、
「仕事をしたくない」のか、「密猟者を応援しているのか」分かりませんが、情けなく、誰に訴えればいいのか、と思います。

犯罪者に見方する警察など、ないほうがいいでしょう。

環境問題が最も大切な今、「密猟問題解決」は、急務です。

鳥は「森林」の担い手、守り手です。

山野の鳥の存在を軽視していては、環境問題は解決できないでしょう。

山から数種類の野鳥のオスだけを抜き取ってしまう「野鳥の密猟」は、自然生態系の破壊、生物多様性の破壊です。
この深刻な問題に対して、行政も保護団体も、見てみぬふりをしているのが、信じられません。
わからないからでしょうか。それだけとも思えません。なぜなのか、理解できません。

密猟問題解決に助成する団体も、なかなか見つからないのが、日本の悲しい現実です。
密猟され、売買される野鳥たちは、日本の国から見捨てられています。

メジロを識別する平野 行政や司法が本気で取り組まない「野鳥密猟」根絶をめざして、
エコシステムでは、野鳥Gメンを結成しました。
野鳥を手に持って計測するノギスでの識別方法には、
多々問題があって、説得力に欠けています。

飼育者の大半が疑問を持っています。
また、人間がノギスで測るやり方は、野鳥虐待でもあります。
鳥たちにとって、恐怖ではないでしょうか。
年齢・声・色などで識別する平野は、野鳥を手に持つことなく
輸入ものでも、120%見分けます。

鑑定は、鳥を見るだけで、一瞬に識別できる平野に、
お任せください。

鑑定書も出します。

                                           

 <写真は、長崎のメジロ競鳴会において、識別をする平野>       
野鳥密猟の実態へリンク    
競鳴会の実態へ
                     

 

環境省作成「識別マニュアル」の限界

野鳥密猟における警察の仕事は?警察官は法の番人です。

◆2005年4月、鹿児島県からもたらされた情報。

メジロ16羽違法飼養の情報を得た警察が
その家庭に調査に入ったものの、「20枚の韓国からの通関証を見せられ、何も出来ずに帰ったと」、いうものです。
本当であれば、残念無念です。平野を呼んでもらえればよかったのに。

以前は「中国産」といわれて帰っていた行政ですが、今は「韓国産」といわれれば帰らざるをえない状況です。
2003年からは「インドネシア産メジロ」と言われ、「輸入証明書」を見せられると、警察も、識別者も帰るようです。
偽造の証明書でも認めるのならば、「警察はいらない」という感じです。

メジロがわからないのであれば、「証明書が偽造か本物か」ぐらい、警察で調べてもいいのではないかと思います。
通報者や告発者より、犯罪者の言うなりになる警察には、いつも、疑問だらけです。
今や、国産かどうかを見分ける手立ては、「年齢」しかないのです。
                                                    
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