かごかごか

1993年にエコシステムが日本で初めて発案

小鳥日本でたった一つの本格的リハビリ施設を整備
 

家庭で狭いカゴの中に長い間閉じ込められていた野鳥を、100%自然復帰させることを目標に、
大きくて機能的なリハビリ施設をエコ学習公園内に整備しています。

8年間のリハビリ経験を生かし、研究に研究を重ねて造った自信作です。
一度に1000羽の野鳥を収容できる本格的なリハビリ舎を備えているのは、日本国内でエコシステムだけです。
経験の少ない行政のリハビリでは放鳥前に50%が落ちます。
エコシステムでは、99% 助けます。愛情と技術が違います。

野鳥も人間と同様、気の強い鳥と弱い鳥がいますから、弱い鳥にいつも気を遣いながら、リハビリを行うことが大切です。
野鳥たちにも、イジメは存在します。
かごの野鳥を放鳥する前の自然復帰訓練施設 写真はエコリハビリ施設

※リハビリとは、「かごの野鳥」を放鳥する前の自然復帰訓練のことです。

行政や自然保護団体などは、飼養と言いますが、それは違います。

日本でエコシステムだけが苦心の末に発案したものです。

日本でエコシステムだけが、カゴの野鳥を救出しているから言えるのです。

エコシステムの「リハビリ」を「違法飼養」と言う前に、行政も自然保護団体も、
密猟者の違法飼養をやめさせるべきではないでしょうか。

密猟者の違法飼養を見逃している人々が、
エコシステムの「リハビリ」のみを「違法飼養」というのは、解せません。
野鳥のリハビリ風景 矢印をクリックしてください。それぞれの写真を見ることができます。
(1) 小鳥屋さんから7月22日に預かったオオルリのオス(巣子から育てたもの)は、最初、全然飛べなかった。
(2) 10月初旬になると、毛並みが美しくなった。
放鳥してみたが、飛ぶのにおぼつかなかった。
(3) 10月中旬。やっと、仲間と一緒に南へと旅立った。

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小鳥野鳥のリハビリを始めた理由

1994年 日本で始めて野鳥のリハビリ舎を整備

 希望に燃えて野鳥密猟監視を始めたものの、密猟をなくそうという意欲の見えない行政や警察に全面的に頼ることをやめた私たちは、密猟者が違法に所持している「囮」の野鳥を、密猟現場で放鳥してもらうようにしました。が、かごを開けても、空に向かって飛んでゆく鳥は1羽もいませんでした。

 みんな、地を這い、草むらに隠れ、じっとしているのです。その内、少しづつ上がっていくのかな−と楽観していたものの、1993年、自分たちが管理するエコ学習公園内で放した時、1日中上がらない鳥を見つけて、これでは、ヘビに捕まる。モズに捕られる。イタチに捕まる。どうすればいいのだろう、と悩みました。

 狭い部屋からいきなり社会に放り出されても、人間だってどうすればいいのかわからないように、野鳥も、突然の自然界は、恐怖でしかないかもしれません。
 「かごの鳥」たちはほとんどが、生まれてすぐ、人間ならば幼稚園ぐらいの時に捕まって、長い間、狭いかごの中で暮らしてきたのですから、自然のすばらしさなどわかるはずもありません。
 「野鳥」とも言えない。「自由にしてやればよい」というわけではないのです。

 「そうだ!少し大きな鳥小屋でリハビリしたらどうかな?」と向井は考えました。
 しかし、さしあたって鳥小屋がないので、悩んだ未、県の鳥獣保護センターに預けることを思いつきました。
センターにたくさんの密猟鳥を持って行けば、熊本県も、密猟をなくすことに、もっと真剣に取り組んでもらえるかもしれないと、自画自賛していたのですが、センターでは「リハビリの場所がない」と言って、新聞報道後は、2度と預かることをしませんでした。
 
困り果て、環境事業団「地球環境基金」にリハビリ小屋整備を助成申請し、翌年やっとのことで、2b×2bの鳥小屋を8部屋作ることができました。

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小鳥違法と言われる中で野鳥のリハビリを続けた理由

 
リハビリ中の野鳥
   
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 地球環境基金の助成を受け、1995年7月に、「かごの野鳥」自然復帰訓練施設(リハビリ小屋)が完成し、密猟根絶の願いを込めて、新聞やテレビで報道して頂きました。

 その翌年には、平野虎丸の活動を番組にするという、TKUの取材も始まりました。 そのころ、熊本県の鳥獣保護担当の課長補佐H氏から電話が入りました。
 「あなたたちがやっていることは、違法ということを知っていますか?」と。
 「違法と言われようが、リハビリをしなければ放鳥できない」旨を伝えると、
 「その鳥は、病気ですか?」とたたみかけられました。

 「無許可で野鳥を飼っている」という趣旨のようでしたが、リハビリは飼養ではなく、自然復帰訓練です。人間の社会復帰訓練と同じもので、監禁されていた野鳥は自然復帰訓練が不可欠です。かごを開けた時、すぐに遠くへ飛んでゆく鳥は、かごに入れられたばかりの野鳥です。

 野鳥を愛し、長く大変な密猟監視を経験した者にしか「野鳥のリハビリ」は、考えつかないでしょう。自然に返してやるための「放鳥」は、「元気に自然界で生きてゆける」放鳥でなければ意味がありません。放鳥すればよい、というわけではないのです。

 あなたに、「野鳥のリハビリ」ができますか?リハビリを「違法」と言って恥ずかしくない人は、本気でリハビリをやったことがない人です。野鳥の飼育経験も必要です。
 
 100羽預かれば、鳥の年令、元気具合を見て仕分けをし、小屋を分け、毎日、毎日、エサをつくり、水浴びをさせて健康に過ごさせる努力を続けなければなりません。

 多くの野鳥が共に暮らすリハビリにはストレスもあるため、弱っているもの、いじめられているものがいないか、いつも心を配らなければならず、面倒をみる人間のほうが病気になるほど気をぬけません。

 エサも、それまでに与えられていたものと同程度においしく栄養のあるものでなければなりません。
 たくさんの小さな命を、初めての環境で、元気に生活させるためには、よほどの情熱と愛情がなければ不可能です。1000羽預かった時は、本当に風邪でダウンしました。

 行政機関がやっているリハビリでは、50〜60%の生存率ではないでしょうか?
 熊本県鳥獣保護センターにおいては、2000年にリハビリ施設をつくられたようですが、リハビリ創始者であり、経験豊富なエコシステムに相談もなかったため、

(1)リハビリ小屋の環境が悪く、部屋数がひとつ(2)エサがよくない(3)水浴びせの方法がまちがっているために、多くの野鳥を落としています。

 預けてほしいと頼まれ、数回預けましたが、こちらのアドバイスを受け入れてもらえないため(預けて「楽をしたい」のはやまやまですが)、預ける気持ちになれません。
 
リハビリを10年以上やった私共でさえ、まだまだ毎回勉強することがあるように、100%の自然復帰をめざしたリハビリは、とても難しいのです。

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