平成28年 熊本地震 復興への提言
6月11日
豪雨に備える 土砂崩れ防止にはスギ皆伐 熊本地震後

6月11日(土)の熊本日日新聞一面に「山に亀裂 いつ崩れても・・・」 土砂警戒 早め避難促す、という大きな記事が載っています。
山崩れも大きな土砂災害も、成長した挿し木のスギが引き起こすものなので、スギさえなくなれば土砂災害の恐れは減ります。
スギ丸太がなければ、例え土砂が崩れても大きな災害にはなりません。
阿蘇の草原もたくさん崩れていますが、見れば分るように、大きな土砂災害を引き起こしている場所はほとんどない筈です。
スギ山のふもとの家では、スギ崩れによって、家の中にスギ丸太が突き刺さっている現場を多く見てきました。

自然が崩れているではなく、30年ほど前に人間が植えた挿し木のスギが崩れているだけです。
このことを理解している学者さんたちはおられないようです。
記事の中では熊本大減災型社会システム実践教育センターの鳥井真之特任准教授(51)が
「火山灰が堆積した阿蘇の地盤は雨で崩れやすく、危険は計り知れない」と促している、と書いてありますが、崩れやすい地盤の阿蘇の急斜面において、原生林を伐採して挿し木スギを植林したり、草原にスギを植林したりすることのほうが危険ではないでしょうか。
熊本大減災型社会システム実践教育センターの先生方には、「減災のためにはスギを皆伐したほうがよい」、ということを数年前に伝えていますが、受け入れてもらえないようです。
実生の根と挿し木の根は明らかに違うことを園芸関係者は誰でも知っているはずです。
実生には直根があっても枝である挿し木の直根が出ないことは明らかです。
実生と挿し木の根を同等に扱うことは非科学的です。
自然の木とスギの木の重量の違いも明らかです。
スギの木は丸太も重いが葉も重い。

国民は大学教授の皆さんに洗脳されていますが、雨で崩れやすい急斜面を人間が扱うなど防災の面から言えば非科学的というしかありません。
急斜面は長い年月の風化で出来たものです。
緩やかな斜面よりも崩れ安いところです。
自然が崩れた場所です。
そういう場所は扱ってはならない、というのが科学的な考え方です。
誰も人が住んでいない場所ならまだしも、山のふもとに人が暮らし、車で通る場所なら扱わないことが基本でしょう。
熊本地震で震度5強を観測した30市町村で92箇所が土砂災害の危険個所とされているそうですが、熊本県はどこでもスギばかりだからです。
自然が崩れているのではなく、スギが崩れている以上、それは山崩れではなくスギ崩れとして、スギをなくしてしまうことが先決です。
スギが残っていれば、大雨のたびに避難を余技なくされ、最悪の場合、家を失うことになります。
スギがなければ、家を失う心配もなくなり、雨のたびに避難をしなくてもよくなります。

もし、防災にスギを皆伐したい、と思われる方がおられましたら、ぜひ、平野にご相談ください。
090−2082−6618です。

 
5月26日

自然を学べば災害は小さくできる

 

突然の熊本地震を経験して、自然を学ぶことの大切さを改めて感じています。
森の遊園地がある益城町小池の集落では、多くの家が全半壊したり、傾いたりしています。
断層近くの木山川沿いが地盤沈下したからです。
木山川の上を通る高速道路も橋脚が地盤沈下したために、地震から40日経った今も復旧工事が続いています。
いつも通っている道が隆起、或は地盤沈下して、これまで30年近く見慣れてきた道路沿いの家々が倒壊している様子を見ると複雑で、見るのも申し分けない気持ちですが、通り道なので嫌でも見ることになります。
家が全半壊された皆さんもこんなことになるとは想像もされていなかったことと思います。
森の遊園地の建物は一部損壊でこれまで通り使うことが出来、有り難いと思っています。
揺れは大きかったものの、断層や川沿いでなかったことが幸いでした。

大きな地震による大きな被害を目の当たりにして学んだことは

家を建てる場合、

1、断層上や周辺
2、昔、川だったところを埋め立てた場所
3、スギ植林地のふもと

以上のような場所は避けたほうがよい、ということです。
新しい家でも断層周辺では倒壊した家もあるようですが、昔からある古い家がほとんど全壊し、新しい家は半壊か一部損壊が多いようです。
山にある私のところでも一部損壊ですから、地盤沈下した場所にある家は新しくしても無傷という家はないかもしれません。
これから家を建てられる場合は地盤を調べ、地盤がよくなければ、地盤改良をおこなった上で建てるとよいと思います。お金はかかりますが、大切な家を失うことは精神的に大きな痛手です。
震災関連死も多く報告されていますが、家を失ったショックも大きいのではないでしょうか。
大地震が来ても大切な家が残れば、人は何とか元気に生きていけるものと思います。
命の次に大切な家を失わないためにも、自然を調べることは大事です。
また、いつも書いているように、場所も考えずにむやみにスギを植林したりしないようにすることも大事です。
 
5月20日

国道57号線迂回ルートは不要

 

阿蘇大橋崩落によって通行止めになっている国道57号線について、新たに迂回ルートが検討されているようですが、税金の無駄使いであり、何年かかるかもわからない話なのでやめたほうがよいと思います。
以前から計画されており、現在計画が止まっているルートのようですが、国民の税金を使うのですから、よくよく考えてほしいものです。
熊本大地震による家屋の全壊、半壊などによって苦しんでいる熊本県民がたくさんいます。
道路建設には巨額の税金が必要です。
出来るだけ、無駄に道路を造らないで、先が見えず苦しんでいる被災者の生活再建のために国民の税金を使ってほしいと思います。
阿蘇大橋を崩落させたのは、地震ではなく、国と県と阿蘇など市町村です。
自分たちが誤った税金の使い方をした結果です。
これ以上、誤った税金の使い方をしないでください。
国のお金といっても、国民が苦しい生活の中から支払った税金です。
国や県の公務員たちは、そういうことを真剣に考えたことがあるのでしょうか。
自分たちが稼いだお金ではなく、強制的に徴収した税金ですから、本当に少しでも多くの国民のためになるような税金の使い方をする必要があります。
スギ植林は、国と県、市町村の林業関係者とわずかな民間林業関係者のためにだけ行われているものです。
そのために、その他大勢の県民、国民が大きな損失を被っています。
この場所に植林した関係者や指導者には個人的に責任を取ってほしいと思いますが、誰も責任をとらないでしょう。
また、スギのせいではない、と言い張ることでしょう。
それが行政です。
行政の失敗の付けを再び、国民が税金という形で背負わされる、という悪循環がこの先、いつまで続くのでしょうか。
今後もこのような大災害が繰り返されるならば、税金はいくらあっても足りません。
東日本大震災では復興税が増えましたが、今後も新たな復興税が増え続けることになり兼ねません。
同じ過ちを繰り返さないでください。
最少の税金使用で最善を実現することが国には求められています。

今の57号線をそのまま利用し、最も早く出来上がり、一番安上がりで安全な方法を提案しておきます。

1、57号線に面した立野地区のスギを皆伐する
2、阿蘇大橋があった場所など、急斜面のところは、山崩れ防止のために、57号線上に斜めに屋根をつくる
(万一崩れた土砂をそのまま黒川渓谷に落とすため)

追記
2012年に発生した北部九州豪雨の際にも立野で一人が土石流災害に巻き込まれて亡くなられました。
今回の地震でも3名が土砂災害で亡くなられています。
2013年5月20日、私は立野新所の土石流災害現場を検証に行き、その際、今のままでは危険なのでスギを皆伐したほうがよい、ということを地元の区長さんや村会議員さんに伝えています。
区の集会があるようでしたので集会に呼んでください、ということも申し出ましたが、叶いませんでした。
5月25日に阿蘇市で初めての「山大学」を開催する予定もありましたので参加を呼びかけたのですが、豪雨災害に遭われた地元からの参加はわずかでした。
成長した挿し木スギの危険性が皆さんに伝わらず、大変残念に思っています。

 
5月9日

阿蘇立野病院の建物を守るために 裏山のスギ皆伐を 

 

5月7日(土)の熊本日日新聞朝刊一面に、「阿蘇立野病院 閉院へ 裏山土砂崩れの危険」という記事が載っていました。
このことについてすぐに書きたいと思っていたのですが、昨日まで高森の「花の森」で午後6時まで作業をしていたので帰宅が遅くなり、きょうになってしまいました。

大学教授の皆さんも誰もスギのことについて触れませんが、阿蘇の土砂災害は山が崩壊しているわけではなく、根がなく、重いスギが大量にあることが原因で崩れているだけです。
スギさえ除去してやれば今後たとえ地すべりが少し位おきても大したことはない。
大量の土砂もスギが倒木する際に根っこが巻き込んでくるものであり、根だけであれば、心配することはないので、すぐにでも裏山のスギ全伐を進めます。
阿蘇立野病院は南阿蘇(南阿蘇村・高森町)地域の救急医療の拠点として地域の皆さんに頼りにされていた病院です。
建物も新しいと聞いています。
もったいないことです。
入院患者71人は転院、医師、看護師らスタッフ180人は解雇されたとのことです。
自然破壊である身勝手な森林整備が、多くの方々に深刻な影響を及ぼしています。
林野庁や県、地元の林業者だけのために、必要でもないスギを阿蘇外輪山全体に植えまくった結果、関係のない多くの人々が困難に陥っています。
その影響は計り知れません。
今後、阿蘇外輪のスギ植林が阿蘇地域そのものの消滅に繋がることもないとは言えない状況になってきました。
2012年の九州北部豪雨災害後に阿蘇市において山大学を開催し、土砂災害防止にスギ伐採を訴えてきたのですが、現実は、砂防ダムが建設されただけでした。
その上、国と県によって、立野ダム建設計画まで推進されてきました。
スギを全伐すれば、土砂災害の恐れもなくなるのでダムも不要です。
阿蘇立野病院の建物がこのまま残り、将来、再開されることを願って、裏山のスギ全伐を呼びかけておきます。


5月7日

有明海のアサリ全滅を防ぐために 阿蘇外輪山のスギ皆伐を

震度7の地震により阿蘇大橋が崩落したと言われていますが、大橋を崩落させたのは大きな土砂災害を招いた原因である大量の重い30年生のスギ丸太です。
その後の度重なる地震で土砂崩落が拡大していることも確認されているそうです。
その土砂崩落を止めるための工事も行われているそうですが、これ以上の土砂災害を招かないようにするためには、スギを伐採して伐採した木を片付けることが一番の得策です。
ところで、
阿蘇地方の土砂が崩れて有明海に注ぐ白川を伝って赤土が流れ込んだため、有明海のアサリが窒息死しているので全滅を防ぐために干潟に積もった赤土の除去を始めた、というニュースがでていますが、アサリ全滅を防ぐためには、阿蘇地方のスギ皆伐を勧めます。

それしか方法はありません。

阿蘇は一部草原を残し、そのほかは自然に戻して春はサクラ、秋は紅葉を楽しめるようにするほうが多くの観光客を望めると思います。
スギ山を見に来る人はいません。
今後もスギは崩落するばかりで阿蘇は毎年土砂災害に苦しみ、熊本市民も洪水に悩まされることになります。
特に今年は、せっかくつくった白川の堤防も地震の影響であちこち損壊し、梅雨時期には洪水が懸念されています。
伐るなら梅雨前の今です。

 

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